伝統の技と匠

千年の技を、今に。匠の手が紡ぐ、日本の心。

千年以上もの寿命を誇る木造建築には、数々の匠の技が隠されています。その技があったからこそ、何度となく襲ってくる地震や台風、また変化に富んだ日本の気温、湿度に打ち勝ち、 長い時間を生き抜いてこられたのでしょう。先人たちが磨きをかけて守ってきた伝統工法は、時を越えて、現代の職人たちに受け継がれています。

施工内容

1審眼 ~ 材木選定

天然素材である木を見る目。これを審眼と言います。育った気候・風土が違えば、その木の持つ個性も違ってきます。それらを見抜き、木の本質を見極める心の目が職人には要求されるのです。審眼とは、つまり心眼でもあります。

2継手・仕口

継手とは木材と木材を同一方向につなぎ合わせる方法。また仕口は木材を一定の角度を持たせてつなぐ方法です。いずれもクギや金物に頼らず、木と木をしっかりと接合させる技。先人の知恵の結晶である伝統工法を受け継ぐことを誇りに感じながら、職人たちは絶妙の技をいかんなく発揮していきます。

3貫工法

柱と柱の間に通し貫と呼ばれる木材を水平に貫通させ、くさびによって固定させる伝統工法。耐震性に優れており、たとえ建物が傾くほどの地震に見舞われたとしても倒壊は免れるといわれています。柔よく剛を制す。まさに柔構造の真骨頂といえます。

4込み栓

込み栓とは、柱のホゾと土台、梁、桁などをつなぐ技術です。木材の特徴を最大限に生かした伝統建築ならではの技法。

5彫刻

鑿さばきも鮮やかに、一彫りごとに命が吹き込まれていきます。彫りの細かさ、深さ、美しさ。完成された彫刻物は、伝統建築に躍動感を与え、見る者の心にいきいきと語りかけます。芸術と技術が融合する彫刻には、職人たちの魂がこめられています。

トータルプロデュース

設計・施工からアフターフォローまで

社寺建築は、完成して終わりではありません。設計から施工、竣工後の点検や修繕まで、長く安心してご信頼いただける体制を整えています。図面の段階から素材や構造を吟味し、完成後も社殿・仏閣が末永く美しく在り続けるよう、丁寧なアフターフォローを行います。「建てた後も守り続ける」ことこそ、私たちの使命です。

中村社寺の品質

一本の木にも、命を感じる。

社寺建築の品質は、素材選びから始まります。私たちは国産材を中心に、木の性質・年輪・乾燥状態を見極め、最適な材を選定。
また、熟練の職人が伝統構法による精緻な加工を施し、強度・美観・耐久性を高い次元で両立させます。
妥協のない品質管理が、百年後も変わらぬ佇まいを守ります。